ＫＯＡ健康保険組合

7月7日に開催された第163回組合会において、KOA健康保険組合の2022年度決算が可決承認されましたので、その概要をお知らせいたします。

支出面では、保険給付費が6億4898万円、高齢者医療への納付金が5億4480万円と増加し、支出総額は１3億1110万円となりました。特に保険給付費は、前年度決算と比較し１億1700万円と大変大きく増加しました。一方収入面では、被保険者数・標準報酬月額・標準賞与額のいずれも増加したため、健康保険収入が、12億9693万円となり、積立金からの繰入はせずに、収入総額13億2743万円を確保することができ、経常収支で808万円の黒字となりました。

KOA健保の１人当たり保険給付費は、本人分・家族分ともに増加をしています。また、2022年度は６５～７４歳の前期高齢者の医療費が大変大きく増加をしました。日本全体では、75歳以上の後期高齢者医療費の増加に伴い、後期高齢者支援金負担がさらに増加すると見込まれており、前期高齢者納付金・後期高齢者支援金という高齢者医療制度への納付金が増加し、健保財政の悪化が懸念されます。

KOA健保では今後も積極的に愛のおせんしょ大作戦をはじめとする保健事業を展開し、健全な財政の維持に努めてまいります。社員の皆さまも、ご家族とともに健康保険組合や会社で実施する健康づくり事業にご参加いただき、病気の予防・医療費の適正化に引き続きご協力をお願いいたします。