ＫＯＡ健康保険組合

7月11日に開催された第169回組合会において、KOA健康保険組合の2024年度決算が可決承認されました。
KOA健康保険組合の2024年度決算概要をお知らせします。

大幅な赤字です

支出面では、保険給付費が6億6544万円、高齢者医療への納付金が8億481万円に増加し、支出総額は15億8882万円となりました。
保険給付費は、2023年度と比較し1200万円程減少しましたが、高齢者制度への納付金のうち特に前期高齢者納付金が2億1200万円増加し、保険料収入だけでは支出を賄いきれず、別途積立金から2億6000万円繰り入れを行いました。経常収支で2億4163万円の赤字で、このままの医療費・納付金、保険料収入状況だと2年後には破綻してしまう程の大変厳しい状況にあります。

今後へ向けて

KOA健保では引き続き、健康経営推進センターや各事業所と協力して「愛のおせんしょ大作戦」をはじめとする保健事業を推進します。病気やケガの予防、生活習慣の改善、健康に関する知識や理解を高めることに寄与する様々な活動を通じ、医療費の適正化を図りますが、加えて、保険料率の見直しや保健事業の見直しも実施せざるを得ない状況にあります。

皆さまへお願い

財政を圧迫している大きな支出は「前期高齢者納付金」と「保険給付費」です。
皆様に健康でいていただくことと、医療へのかかり方の工夫で納付金と保険給付費が削減できます。

1. 前期高齢者納付金のしくみをご理解ください。
   （KOA健保の65歳～74歳加入者にかかった医療費の約10倍が2年後の納付金額となります）
2. 健診・精密検査はきちんと受けて自分自身で健康を守る意識をもってください。
3. 軽度な不調は自分で手当てするセルフメディケーションを心がけ、適切な受診に努めてください。

社員・ご家族の皆様には何卒ご理解・ご協力いただきますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。